プロ野球・阪神タイガースの藤川球児・新監督(44)が誕生しました。現役時代は「火の玉」と例えられた快速球でならし、引退後は理知的な解説でファンをうならせました。その野球観はどうやって磨かれたのか。ゆかりの人たちの言葉から「藤川監督」に迫ります。
- 阪神の藤川新監督が意味するもの 待ったの「2年」を経て人事権回復
「岡田さんより年齢が近いから、兄みたいな存在だと思っていると、大変ですよ」
長年デイリースポーツでコラムニストを務めてきたライターの松下雄一郎さん(54)は、そう話す。
選手時代の藤川監督が、選手としてまだ芽が出る前の2003年から取材をし始めた。昔も今も、取材する側、される側という垣根を越えて本音を語り合える。
松下さんは、前監督の岡田彰…